Q&A 「性感染症にかかってしまったら」


Q:性感染症になったときには何科に行けばいんですか?
A: 感染部位あるいは男女により異なります。
クラミジア・淋菌・トリコモナス・HIV・HBV・HCV・梅毒
成人T細胞白血病・カンジダ 
産科・婦人科
(女性) 
クラミジア・淋菌・トリコモナス・HIV・HBV・HCV・梅毒 小児科
HIV・HBV・HCV・梅毒・成人T細胞白血病 ・::HBV・HCV  内科
・血液内科:成人T細胞白血病
・消化器内科:HBV・HCV
クラミジア・淋菌・トリコモナス  泌尿器科
梅毒・カンジダ  皮膚科 
クラミジア・淋菌・カンジダ  眼科
クラミジア・淋菌 耳鼻咽喉科 
クラミジア・淋菌・トリコモナス・HIV・HBV・HCV・梅毒・成人T細胞白血病  性病科 

女性は、産科・婦人科において全ての検査が実施可能です。結果によりさらに専門診療科が紹介されます。特に出産に伴い母子間感染の疑いが重要。
小児の場合、感染の疑いから両親に検査がおよぶ例があります。
泌尿器系(生殖器)の感染症は、専門診療科が良いですが、始めは内科での診察でも相談が可能。ただし、内科から泌尿器科へ回されると、泌尿器科でも初診料が取られますので、出来れば上記の診療科を選ぶべきでしょう。
梅毒は、一般内科では見落す危険があります、皮膚湿疹が見つかった場合、梅毒であれば病気も進行している事も考え、この場合は始めから大きな病院の皮膚科か内科が良いでしょう。

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Q:感染中の注意事項は?
A: 治療に専念する事です。感染部位を常に清潔にしておく。感染が判明したとき必ずパートナーにも検査の実施をしてもらう事。その間どうしても性行為を行う場合は、コンドームを必ず使用しましょう。治療中にはセックスは絶対禁止を守りましょう。

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Q:手術が必要ですか?
A: STDを放置し病状を悪化させた場合、手術による外科的処置が必要となる場合もあります。

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Q:自然治癒しますか?
A: 病状が進行した場合、自然治癒はほとんどありません。
しかし、初期の場合知らないうちに感染し、弱感染のうちに個人の免疫力により、知らないうちに治癒している事はありえますが、病原微生物により大きく異なります。
また、感染していても症状の現れない「不顕性感染」「キャリア」の場合、本人が気づかないまま深く静かに病状の進行もありえます。

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Q:市販の薬で治せるんですか?
A: 病原微生物を直接退治する薬はありません。周辺の症状を和らげる程度のものです。
例えば痒みを抑える・和らげる軟膏類など。
抗ウイルス剤や抗生物質等は、医療機関での処方が必要です。
生療法は、時に逆に悪化させる危険があります。

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Q:病院へ行かないで治す方法はありますか?
A: 自然治癒もありますが、すでに膿状の分泌物などの症状があり痒みや疼痛を伴ってからでは遅すぎます。痒みや疼痛を和らげても病気を治す事は出来ません。
どのような病原体による感染か診断してもらい、それに合った治療が必要となります。

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Q:治療中にアルコールは飲んでもいいですか?
A: 性病に限らず他の病気でも、治療中に際してのアルコール摂取は禁止されています。アルコールは心拍数を高め、薬が効き過ぎたり、患部まで届きにくくなったりします。
性病により尿道炎や膀胱炎があると、アルコールは尿道をむくませる作用により薬が効きにくくなります。
途中の飲酒は、治療をはじめからやり直す事にもなり、治療が遅れる事は慢性化や再発しやすくもなりますので絶対禁止です。

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Q:感染しても症状がないことはありますか?
A: 基本的に何らかの症状はありますが、感染時(瞬時)には殆ど症状はなく、多くの場合、体内でのパニック反応があり、その後症状が出るものあるいは、潜伏期間に入るものなどさまざまです。しかし、感染症によりその感じ方に個人差があり特定できません。
無意識の内に、気がつかないまま、日頃から似たような感覚などで捉えてしまう事が多い。よって、見に覚えのあるヒトは、本人およびパートナーの観察が重要です。

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Q:相手に感染症を移してしまった場合、責任はあるんですか?
A: 感染が分かっていて感染させた場合は、傷害罪の可能性があります。
特にHIVは法的にも重罪です。
感染者は、相手に対する二次感染予防の責任があります。

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Q:不妊症への影響はありますか?
A: 男女共にあります。(特に淋菌・クラミジアが要注意)
特に泌尿・生殖器系への影響が重要です。
淋菌・クラミジアは、女性では放置すると卵巣炎、卵管炎(狭窄・閉塞など)、骨盤腹膜炎を併発し不妊症へと進行します。
男性では尿道炎から前立腺炎、副睾丸炎、精管炎へと亢進し、男性不妊症となります。
トリコモナスは、異常出産、子宮頸癌が心配です。

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Q:母子感染の危険性はありますか?
A: 全てのSTDに危険性があります。
母子感染とは、妊娠・出産に伴う親子関係の感染を言いますが、感染の多くは血液を介した感染、出産時はすでに感染している産道をとおり出産の際に感染します。
母子共に感染が無いが、妊娠期間、夫が他で病原微生物に汚染されて家庭内に持ち込んだり、他の子供、他人が持ち込む危険性があります。
また、出産後も同様の危険性があります。

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Q:妊娠時でも、感染症の治療は出来ますか?
A: 治療は出来ますが妊娠周期により異なる場合が多いのと、薬剤等は抗生物質が多く、妊娠中は使用不可のものが多数あります。母体への副作用、胎児への影響が否定出来ません。
専門医に相談が必須です!

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